知っておくべきバカラに関する6つの数学的事実

バカラのテーブルで発生するすべてのことは、基本的な数学的原則によって決まっています。ベットしたハンドが勝つ確率は、シュー内のカードに100%基づいています。そして長期的に見れば、こういった確率は常にそうあるべき通りに機能します。

数学とギャンブルに関して良いことは、数学に関する事実を変えられないということです。バカラの背後にある数学的事実を理解すれば、勝てる可能性が間違いなく向上します。

この記事では、すぐに利用できるバカラにまつわる6つの数学的事実をご紹介します。これら6つの事実のすべてがバカラでの結果の改善に役立ってくれるはずです。

1－バカラでタイにベットする際の数学的事実

ギャンブルゲームやベットの機会を比較するために数学を用いるときは、2つのパーセンテージを使って比較することが常に最善の方法です。その2つのパーセンテージとは、ハウスエッジと払戻率です。そして、これらのパーセンテージの一方が分かっていれば、もう片方もすぐに分かります。

例えば、バカラにおけるハウスエッジが14.36%だったとします。その場合の払戻率は、100%から14.36%を引けば算出できます。つまり、タイにベットする場合の払戻率は85.54%だということです。

カジノゲームのハウスエッジや払戻率について余り良く知らない場合のために言っておきますと、これはカジノの中でも最悪のベットの1つです。ほぼすべてのスロットの方がこれよりは払戻率が良いですが、それでもスロットの払戻率は一般的に最悪の部類です。

数学的な見地から言えば、バカラでタイにベットすることは、どんな理由があっても決してすべきでないほど酷いベットです。単純に損しかありません。

タイにベットすると払い戻し金額が1対1よりも良いからといって、良いベット方法だと思ってはいけません。そのことはハウスエッジを決める際に使用された数学的事実に既に含まれているので、ベットとしては酷い選択肢です。

2－バカラでプレーヤーのハンドにベットする際の数学的事実

バカラにおける他の2つのベットオプションは、タイにベットするよりも遥かに優れています。ですが、どの選択肢が最も払い戻しが良いか判断するために、すべての選択肢を比較する必要があります。

その他の2つのベットオプションとは、プレーヤーのハンドへのベットとバンカーのハンドへのベットです。リアルマネーを用いたバカラでは、他の多くのカジノゲームとは異なり、それぞれのプレーヤーが自分のハンドを受け取ることはありません。そうではなく、それぞれのラウンドでは2つのハンドが配られ、その内の1つが「プレーヤーのハンド」となり、もう1つが「バンカーのハンド」となります。

設定されているルールによって、バンカーのハンドの方がプレーヤーのハンドよりも有利になっています。ですが、バンカーのハンドには全体としての優位性に応じた手数料が設定されています。ですが、手数料が差し引かれても依然としてバンカーのハンドの方がプレーヤーのハンドよりも僅かに有利になっています。

プレーヤーのハンドのハウスエッジは1.24%です。これは払戻率が98.76%だということです。ハウスエッジと払戻率という観点では、プレーヤーのハンドへのベットはカジノにおけるベットの中でもトップクラスです。ルーレットや、スロット、クラップス、多くのビデオポーカー、そしてブラックジャックを除く他のテーブルゲームにおけるあらゆるベットよりも優れています。

ですが、それでもバカラにおける最高のベットではありません。

3－バカラでバンカーのハンドにベットする際の数学的事実

数学的見地から見たバカラにおける最高のベットは、バンカーのハンドへのベットです。このベット方法におけるハウスエッジは1.06%です。その払戻率は98.94%になります。

このことを広い視野で見れば、カジノでこのベット方法よりも優れているのは、一部のブラックジャックといくつかのビデオポーカーだけです。クラップスでも優れたベットができますが、その優れたベットをするにはこのベットよりも悪いベットをしなければなりません。

加えて、ブラックジャックでより多くの利益を上げるには、優れたルールを採用しているゲームをみつけ、適切な戦略を用いる必要がありますが、これは簡単なことではありません。ビデオポーカーでより多くの利益をあげるには、完璧な戦略を用いながら、適切なペイテーブルが設定されているマシンをみつける必要があります。そういったマシンは中々みつかるものではありません。

多くのギャンブラーたちはバカラを無視していますが、だからこそギャンブルで数学を利用するならバカラを優先的にプレーすべきなのです。

バンカーのハンドへのベットに対する一般的な手数料は5%ですが、これよりも低いパーセンテージにする特別なプロモーションを実施しているカジノもあります。そういったプロモーションが行われていれば、更に多くの利益をあげられるでしょう。

4－ベットサイズ決定のための数学の利用

ここまででバカラにおける最善のベットオプションのことがお分かりいただけたと思うので、プレーする際の最善のベットサイズの決め方の話をしましょう。これはシンプルな数学的公式で求められます。そして、いったんその仕組みを正確に理解すれば、どのカジノゲームでも最善のベットサイズを決めるために利用できます。

バカラをプレーする際の最善のベットサイズは0です。また、0というベットサイズはハウスエッジが存在する他のすべてのカジノゲームにおいても最善のベットサイズです。これは、有効なギャンブル方法の使い方を覚えない限り、基本的にすべてのカジノゲームに当てはまります。

言い換えるなら、負けて失う資金を最も減らすには、カジノゲームを一切プレーすべきではないということです。ですが、実際にバカラをプレーするつもりなら、0の次に優れているベットサイズは、カジノが許可している下限の金額です。

テーブルのベット額の下限が10ドルなら、これが選択すべき金額です。ベット額の下限が1ドルのオンラインバカラのテーブルでプレーするなら、1ドルをベットしましょう。

そこから生じる平均損失額を算出するには、ベット額とハウスエッジのパーセンテージを乗算しましょう。バンカーに100ドルをベットするなら、平均損失額は1.06ドルです。プレーヤーに100ドルをベットするなら、平均損失額は1.24ドルです。そして、タイに100ドルをベットするなら、平均損失額は14.36ドルです。

先ほどタイへのベットが酷いものだと言いましたが、これが実際の金額で表したその酷さです。

そして本当に重要なのは、バカラ(または他のカジノゲーム)をプレーする際に下限を超える金額をベットすると、失う金額が増えるということです。

5－バカラのサイドベットに関する数学的事実

この記事ではバカラにおけるサイドベットのすべてを詳しく紹介しません。バカラにおけるサイドベットを詳しく紹介しない理由は、詳しく紹介しても意味がないからです。事実、バカラにおける数学的事実とサイドベットに関して知っておくべきことは、次のような1つの文章で表すことができます。

バカラにおけるサイドベットは、すべてバンカーへのベットよりもハウスエッジが高く、払戻率が低くなっています。

つまり、バカラではすべきサイドベットは存在しないということです。数学的事実として、すべてのサイドベットはバンカーへのベットよりも劣っているので、バカラをプレーする際に知っておくべきことはそれだけです。

6－バカラのボーナスに関する便利な数学的事実

バカラをプレーする際に数学を利用することについて最後に紹介するのはオンラインとモバイルのバカラに関係しています。ライブカジノでプレーしてもオンラインカジノでプレーしてもゲームは同じですが、オンラインとモバイルのカジノではボーナスが提供されていることがあります。

バカラにおけるそれぞれのベットのハウスエッジと、平均損失額を既に分かっているはずです。この情報に基づいてボーナスを比較しましょう。それぞれのボーナスを利用した場合にベットしなければならない金額を割り出したら、その金額をベットした場合に失うことになる金額を算出しましょう。

例えば、ボーナスを得るために30,000ドルをベットしなければならないとして、その金額をすべてバンカーにベットするなら、約318ドルを失うことになります。

そして、ボーナスの総額を確認し、その金額と失うことになる金額とを比較しましょう。殆どのボーナスは、ボーナスの価値よりも多くの損失が出るように設計されています。そして、実際にそうなっている場合は、ボーナスを利用しない方がいいでしょう。

結論